「女声」習得への近道

女声練習

前書き

このブログ記事は両声類を目指すブログ主が、男性が生身で女声を出すための練習法や経験をまとめたものとなります。
主に必須と解釈した動画の紹介をしたいとも思います。

記事内容は各種の女声習得のための動画を見たり、リアリティにて両声類の方々から聞き取り調査を実施して、「こうすれば習得が早くなる!」などの、得られた情報をまとめたものです。
両声類としての立場ではなく、両声類を目指す者の立場での女声習得についてのまとめとなりますので、その辺ご了承ください。
見ておくべきと判断出来た動画や、勧められた動画を張り付けておくので参考になれば。

生身での女声習得は簡単! は幻想である。

ショート動画なんかで30秒で習得可能!
みたいのを見たことあると思う。

これは一例。
実際とてもお上手だし、これだけで出来るようになる人もいるのかもしれない。
だがほとんどの人は無理だ。断言できる。
リアリティ内で両声類の方々に訊いてみた感じ、だいたい1年以上は習得に時間が掛かっている。
1か月とか、なんなら1日で出来たという人も居るけど、それはもともと地声が女性に近かったり、歌を歌うのがとにかく好きで喉が鍛えられていたなどの、何がしかの素養があった人である。
素の状態からの習得には1年以上を覚悟しなければならない。

自分に向いたアプローチの選択

生身での女声の発声の習得には、とにかく動画や先達の話を漁ってみて、自分に合った動画ややり方を探すことが重要となります。
良い動画に出会うことによってモチベーションの維持や、習得の難易度も大きく変わるのだそうです。
習得の道筋(アプローチの仕方)もいろいろとあるが改めて有名な2つのアプローチについて。
個々の習得の道筋のメリットとデメリットも記載する。

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『裏声アプロ―チ』
裏声を徐々に女性らしい響きへと変えていく方法。

【メリット】
地声と声がかけ離れている分、練習の実感が湧きやすくモチベーションが保ちやすい。
アニメ声やロリ声の習得に適している。

【デメリット】
自然な響きの女性の声にするには、一つ工夫が必要。

【向いている人】
モチベーションを保つのが苦手な人。
アニメ声やロリ声の習得を主題としたい人。
地声が比較的に低めの人。
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『地声アプローチ』
地声を徐々に上げて行き、女性の声へと近づけていく方法。

【メリット】
自然な女性の声になりやすい。

【デメリット】
習得までの実感が湧きにくく、モチベーションが保ちにくい。

【向いている人】
モチベーションを保つのが得意な人。
自然な感じの女性声を習得したい人。
地声が比較的に高めの人。
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どのアプローチを取っても、行きつく先は同じだそうだ。
しかし、習得にかかる日数はどのアプローチを取るかによって、全然違うらしい。
特にゴールの声質にこだわりがないのであれば、
声の低い人は裏声アプローチ、声の高い人は地声アプローチ。
としてしまっても、ひとまずは良いかもしれない。

動画に関しては、検索すればたくさん出てきます。
言っていることは結構一緒ですので好みのものや自分に合ったものを見ればよいです。
が、ただこれは見ておいて損はないです。

それほど長くなく、重要なツボを押さえているのでとても良い動画です。
他にも良い動画があれば追加していきます。

女声を出す際の喉や声のメカニズムの確認

声や喉のメカニズムを知る知らないで、習得の効率は変わると思います。
感覚だけでたどり着ける人もいるでしょうが、自分がいったい自分の体で何をやろうとしているのかを認識することは大事です。
幸いにして、その辺りの解説については、下記の動画を見ればかなり分かります。
少々長いですが、素晴らしい動画です。

どうしても長い動画は見たくないという人は、一先ずは下記の一つのことだけでも覚えておいてください。

・女性は鼻腔で音を響かせ、男性は胸で音を響かせる。

これを意識するだけでも違います。あとは。

・成人男性の話し声の周波数は 85~155Hz
・成人女性の話し声の周波数は165~255Hz

この辺りを覚えておくのも、のちのち大事かと。

ボイストレーニングの重要性

運動をする際、テクニックの前に基礎的な体力や筋力がないと満足なパフォーマンスは出せません。
声を出すという行為も、喉や口周りの筋肉を動かす運動です。
女性のような声を出すための筋肉の強さや、柔軟性が得られていないとどんなに動画を見てテクニックを覚えてみても中々到達しません。
だそうです。

ボイストレーニングをしっかりして、喉や口周りの筋肉や柔軟性を鍛える。
遠回りに見えるようでいて、これがとてつもなく重要。
筋肉もできていないのに、無理に声を出そうすると怪我します。
これは実感を持って言えることです。

声の出来をちゃんと確認する

自分の声の出来を確認することは非常に大事です。
やるべきことは簡単です。
以下2点となります。

・自分の声を録音して聞き直す
・たまには人に聞いてもらう
・自分の地声も録音しておく

リアルタイムでしゃべっている自分の声は、骨を通してから聞いています。
普通に耳で聞くのとは、音の高さも質も全然違います。
自分の声は録音で聞くと死にたくなりますが、ちゃんと聞いてください。

それと自分だけで声を聞いていると良く分からなくなってきます。
上手くできているのか出来ていないのか、分からなくなる時があります。
ちゃんと人に聞かせましょう。
たまにボロクソ言われますが、それも大事な経験です。

自分の地声もきっちり録音しろとは、両声類のいろいろな方から言われました。
理由としては「自分の地声を忘れないように」だそうです。
女声の練習をするうちに地声も変わってくるのだそうです。
そうしているうちに、元の自分の声を忘れるのだそうな。
よってちゃんと、自分の元の声の記録を取っておいて、戻せるようにしておいたほうが良いようです。

まとめ

簡単に習得できるとは思ってはいけない。
もともとボイストレーニングをしていて素養がある人や、女声に近い地声を持つ人ならば、あるいは短期間でそれなりにできるのかもしれない。

だけども素養のある人は稀なようです。であれば、
トレーニングで喉を鍛えて、喉の構造を理解し、声の出し方のテクニックを磨く。
遠回りなようでいて、それが一番の近道。
習得した方々も例外はあれども、ほとんどの方が相当な苦労をしておいででした。

何年も付き合ってきた声の出し方を大きく変えようと言うのだから、楽には突破できないです。
もしどうしても短期間で女性の声を出してみたいのであれば、多少高額だったとしても良いボイスチェンジャーを購入した方が、ずっとずっと金銭的にも時間的も効率は良いです。

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